子どもが出来た時が1つのベストな時期

ライフプランを見つめ直すタイミングに合わせるメリット
家造りに着手するのにベストなタイミングとして、子どもができた時期が無視できません。子どもの成長に伴う進学や就職、さらには結婚のタイミングを含めた、家族全体の中長期的なライフプランが、より具体的に見えてくるのがその理由です。共働きだった母親の職場復帰のタイミングなども含め、年単位でのライフブランの再構築に絡めれば、住宅ローンの返済計画もより立てやすく、無理のない予算設定にもつながります。
同時にお子さまの成長に合わせ、子ども部屋はどうするのか、将来子どもが独立した際には、その部屋をどう活用するのかなど、ライフステージの変化に対応可能な間取りを考える上でも、子どもという新たな家族の存在は重要です。このように子どもができたことにより、それまで漠然とした夢でストップしていた家造り計画が、一気に具体性を帯びてくるご家族は少なくありません。
見過ごしてはならない注意点について
親子で暮らす新たな家造り計画を練り上げるに際し、絶対に見過ごしてはならない注意点として、まずは予算の上限をキチンと見極め、理想実現のために安易にオーバーしない姿勢があげられます。ご主人の昇給が予定通り順調で、奥様の職場復帰も問題ない展開、すなわち「最も理想通りに進んだ場合」を基準に算段すると、イレギュラーな展開が生じた際に、住宅ローン返済に窮してしまい兼ねません。 また内装や間取りなどに関しても、子どもが幼い時期だけに焦点を当てて決定してしまうと、後にリフォームの必要に迫られ、予定外の出費となる展開が懸念されます。人気キャラクターを子ども部屋の壁一面に配するなどは、人気の施工事例として各所で紹介されていますが、こうした家造りを「点」で捉える決定は、中長期的に住み続ける場合、必ずしも楽しい家造りとは言い切れません。